事例紹介SOLUTION
粉末トッピングラインの工程エラー検知
#カメラ検査 #省人化 #廃棄品削減 #汎用センサー使用 #品質改善
【工程検査の自動化】
加工機が自動化していくと、そのエラーを最小限に抑えることが生産性向上のカギを握ります。
出荷前検査の自動化はどんどん進み、AIカメラやX線カメラなど精密な装置も登場しています。
ただ、高性能な装置は1000万円を超える大変高価なものが多く、小規模な工場や、製品の種類が多い工場ではすぐには導入に踏み切れないという現状もあります。
当社では、製品を作っている途中で汎用の画像センサーを使って製造にエラーが発生していないか確認し、不良品発生を予防するご相談にも対応しております。
- ご相談内容・課題
- 加工工場様からのご相談
製品に上から粉状のトッピングを自動でふりかけていくラインで、不良品を減らす取り組みをしているので相談に乗ってほしいとのこと。
トッピングが3種類があり層を重ねていくのだが、一部の材料の供給が止まっている間に通過してしまい、積層できていないケースが見つかった。最終検査でNGが出た場合は廃棄処分するしかないため、不良品の発生を未然に防ぎたい。
トッピング粉の材料が減っていないかの確認は、材料タンク横の透明窓から目視確認できるような仕様になってはいたが、粉がタンク壁面にくっついてしまい、中の様子が見えていなかったため気づくのが遅れてしまったとのこと。
- ご提案内容
- 現場を確認し、ご担当者とお話させていただいたところ以下のポイントが見えてきました
*装置そのものの改造など、大規模な工事は避けたい*装置は故障しておらず、材料が適切に補充されてさえいればエラーは起きない*エラーが起きた時に発生する不良品の数を最小限に抑えたい
そこでライン横にカメラを取り付け、粉が1種類でも出にくくなってきたら新しい製品が供給できないようにコンベヤをストップさせる機構をご提案しました。
「粉の供給がきちんとされているかどうか」という点に検知の対象を絞ったため、シンプルな画像センサーのみの取り付けで実現できます。また、NGを検知したらコンベヤが止まり、確実に不良品が作られなくなる点も評価いただき、採用となりました。
- その他
- 製造現場では今回ご紹介したような、シンプルなエラー検知システムを1か所置くだけで、不適合を大幅に減らせる可能性があります。
東京、神奈川、埼玉、千葉エリアのお客様の場合は、当社営業担当者がお伺いしての打ち合わせも可能です。ぜひお気軽にご相談ください。
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