事例紹介SOLUTION
金属部品レーザー加工によるコストダウン
#フライス加工→レーザー加工 #加工方法変更 #板金部品 #納期短縮 #量産対応 #22mm厚まで対応可能
【フライス加工とレーザー加工(金属の加工)】
=フライス加工とは=
台に板状の材料を固定し、回転する刃物で切削する加工です。
キリコ(切り屑)がたくさん出ることと、材料と刃物の間で摩擦が起きるため、刃物は使用によって摩耗します。
材料が厚い場合はカットに時間を要します。
=レーザー加工とは=
材料にレーザー光をあてて、分子を振動させて高熱にすることで、溶かして穴をあける加工です。
溶けた金属はエアで吹き飛ばしながら加工します。
厚みがある場合は断面にテーパーが付きます。
材質によって切断面の仕上がり具合に差異が生じます。
事前に面粗さ精度の確認が必要です。
- ご相談内容・課題
-
装置メーカー様からのご相談。
ある装置の量産が決まり、エンドユーザーから大幅なコストダウン要請があった。相談に乗ってほしいとのこと。
- ご提案内容
- 当社からは板金からフライス加工(回転する刃物による切削加工)で製作した部品を納品していました。
数が増えても切削加工では大幅なコストダウンは難しいです。
そこで、この加工方法を見直し、レーザー加工への変更をご提案。
【製品情報】材質:S45C厚み:16mm形状:半円状 穴加工あり
当社の協力工場では、厚み22mmまでレーザー加工が可能です。
レーザー加工は高温で溶かし切る加工となるため、切断面にややダレやテーパーが出ます。
同じ素材、かつ同じ板厚の加工サンプルを製作し、担当者に見ていただきました。
切断面の仕上がりについて容認できるレベルと確認いただき、採用となりました。
ご担当者からはコストダウンだけでなく、リードタイム短縮が実現できたことも大変評価いただきました。
- その他
- 当社は自社では金属加工はしておりませんが、様々な加工を得意とした協力工場がありますので、
金属加工品や、その組立品についてもご相談いただけます。
お困りごとがありましたら、是非お気軽にご相談下さい。
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