事例紹介SOLUTION

耐熱×非付着　ポリプロピレンベルト『TT124/AS/PP』
#ハバジット　#クリーンライン　#米粒付着抑制　#耐熱120度

【軽搬送用樹脂ベルトの耐熱（抜粋）】

搬送物や雰囲気温度が高い場合は、耐熱温度の高いベルトを選定する必要があります。

＊　一般（搬送面：PVC）　　60～70℃程度　

＊　一般（搬送面：TPU）　　80℃程度

＊　一般食品用（搬送面：TPU）　80℃程度（湿熱環境では60℃程度）

＊　食品用耐湿熱TPU　　　　　　80℃程度（湿熱環境で70～80℃）

（ハバジットベルトシリーズ）

＊　プレミアムTPUシリーズ　　　　　　110℃

＊　TT124/AS/PP（クリーンライン）　　120℃

＊　シリコーンゴムベルト　　　　　　　100～150℃程度

ご相談内容・課題: 食品加工工場様より、炊き立てで高温状態のごはんに調味料を混ぜて味付けする、混合器のコンベヤベルトについてのご相談。

ベルトサイズが大きいため、高額のベルトを使用しているが、ワークが高温のためベルトの劣化が早くて困っている。

ランニングコストを抑えるためにも、もう少し長持ちするものを探してほしい、とのこと。

ご提案内容: 担当者が訪問して現場の方にヒアリングを行なったところ、ベルトの耐久性の件のほか、搬送する米粒の付着についても改善したいというご希望があることが判明。

✓　ご飯つぶの付着を極力減らしたい

✓　炊き立てご飯（100℃以上）を搬送しても劣化しにくい耐熱性

上記の条件から、ハバジットの『クリーンライン』シリーズ、TT124/AS/PP　ご紹介。

表面はポリプロピレン樹脂で、120℃までお使いいただける耐熱性能を持っています。

また『クリーンライン』は非付着性能に優れた製品群で、実際にカットサンプルで米粒の付着が少ないということを確認いただきました。

初回納入分で実機にてご確認いただいたところ、ベルトの単価は従来使用品よりもやや高くなったものの、ベルトの寿命が延びて交換頻度が減ったことと、米粒の付着が減ったことで材料のロスが減少したことが評価され、その後は10年以上リピートいただいております。

その他: ベルトの非付着性能や、グリップ性能などは実際に搬送物をベルトに載せてみないと判断できない場合が多いです。

当社では今回ご紹介したハバジット以外にも、バンドー化学、三ツ星ベルト、フォルボジークリングなど様々なメーカーのサンプル取り寄せの手配をいたします。

メーカーの垣根を越えてよりご使用に合ったベルトの選定をご希望の方は是非お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。