工業用ゴム・プラスチック製品の専門商社|株式会社クレタス

事例紹介SOLUTION

段差なし シームレス(つなぎ目無し)ベルト 
#現場改善 #計量器 #計量エラー 

エンドレス部分はどうしても固くなってしまいますが、接合部のフィンガージョイント加工を小さくカットする、幅に対して斜めにカットする、または溶着時の加工条件を工夫するなど、エンドレス方法を変更することで固くなりにくくすることも可能です。

今回の場合は初め加工方法を工夫してトライしましたが、わずかながらエラーのリスクが残ったため、エンドレスではなくシームレスタイプを選定し、ご採用となりました。

ご相談内容・課題
飲料メーカー様よりご相談。

紙パックに入れた飲料を計量する際、コンベヤベルトのわずかな段差のせいでブレが生じてしまい、計量NGが発生しているのを改善したいとのこと。

ご提案内容
使用されているコンベヤメーカー標準ベルト(ラップエンドレス方式)では、エンドレス部が固くなっており、段差も生じてしまっている状態を確認。

当社工場でエンドレス部が固くならないよう、加工方法や条件を調整した特殊エンドレス加工で試作品を製作し、テストを行なっていただきました。
結果として、NGの出る頻度はかなり改善されたものの、ゼロにはならず、さらなる改善策を検討することに。

このため、ロット等の制約が発生してしまうがエンドレス加工を必要としない、バンドー化学製のシームレスベルト「スーパーサンライン SL-P1105」での対応をご提案。

 『シームレス=つなぎ目無し』であることから、段差が生じる要因を完全に排除した仕様であることから、ご採用となった。

 シームレスベルトはメーカー受注生産品となるため、今回の場合では、『ロット:60本』『製作日数:約1ヶ月』となってしまうことをご理解いただいています。
その他
生産性向上のためには、エラー原因を早急に取り除くことが重要となります。

当社では、内製で試作加工を行うことで、試作品の構想からご提供まで、スムーズに進めることが出来ます。

また、色々なメーカー製品の取り扱いをしておりますので、貴社の状況に合った製品をご提案することが可能です。

困っていることがあれば是非、ご相談ください。