工業用ゴム・プラスチック製品の専門商社|株式会社クレタス

事例紹介SOLUTION

【TPUスクレーパー】
#省人化 #作業時間短縮 #ユニット製作 #搬送コンベア #簡単取付

【TPUスクレーパー+オリジナルカス受け】

・柔軟性に優れたTPU素材で、ベルトを傷つけることなく掻き取れます
・スクレーパーセットをブラケットに固定するネジと、スクレーパー自体を固定するネジは、いずれも工具無しで作業可能
→清掃や設置の時間を短縮できます




ご相談内容・課題
食品用装置メーカー様からのご相談。

紙ボトル飲料の生産ラインにて、中身がこぼれてベルトが濡れてしまうと、搬送物がスリップして倒れてしまうリスクがある。
その度に作業員が手作業でこぼれた液体を拭き取る作業が発生しているので、省人化と時間を短縮するために何か対策は無いだろうか、とのこと。


ご提案内容
液体を掻き取る目的となるので、柔軟性のあるTPUスクレーパーが最適と考え、ご提案。

スクレーパーがベルトに当たる形になりますが、柔軟性のあるTPUスクレーパーはベルト表面を傷めず、摩耗を抑えることが出来るため、ベルトの寿命を延ばすことも可能です。
まるで『車のワイパー』のような働きで、液体の掻き取りも漏らさず行えるため非常に効果的です。

既存の搬送設備に設置することを前提として、ユニット化して現場でも取り付け可能な設計としました。
また、角度調節も可能な仕様とし、ベルトに深く当てるか、浅く当てるか等の調整を現場で行うことができるようなアイデアも盛り込みました。

特に現場での作業性を高く評価いただき、ご採用となりました。


その他
既存の搬送ラインに取り付けた後、こぼれてしまった液体も問題なく掻き取れている、と好評をいただいています。

掻き取ったカスを受け止める『カス受け』は、スクレーパーユニットとして一体化させた仕様にしたことで、清掃の時間も削減できます。
スクレーパーが消耗して交換が必要な時には、ブラケットに固定されているスクレーパーセットを外し、そこからスクレーパーを外す手順を取ります。
この外すという作業も、ネジを手で外せる仕様になっているので、工具は不要で手間もかかりません。

また、スクレーパー本体は金属検出機に反応する材料でできたタイプもあります。
これは万が一、スクレーパーが削れて製品に混入したとしても、出荷前の検査で発見でき、異物混入の流出を防ぐ事が可能となります。

スクレーパーがベルトを傷つけてしまっている、その対応としてベルトへの当たりを弱くしているので、残留物がベルトに残ってしまうなど、スクレーパーに関して改善したいことがある場合には、ぜひ当社までご相談ください。