事例紹介SOLUTION
【メカファースト】
#搬送ベルト #樹脂レーシング #作業負荷軽減
ハバジット社のメカファーストは、樹脂製フックが連なったパーツをベルト端部に溶着しており、フックに樹脂製のピンを挿入することで、コンベヤのベルト取付がスピーディに行えます。
複雑な構造でベルト交換が容易にできない設備の場合や、ベルト長さが10mを超えるような長いベルトの場合は特に効果的です。
金属製のレーシングと違い、フック部は樹脂製(ポリエステル)になっているので、搬送物に傷がつくリスクが低減され、様々な搬送現場でご使用いただけます。
取り外し作業に特別な加工を必要をしないことから、時間と費用が掛かってしまう専門業者による現場エンドレス工事が不要になるケースもあります。
【適用条件】
◆2PLY以上のベルト
・ベルト幅:10〜4000mm
・最小プーリー径:40〜60mm
※但しベルトの最小プーリ径の方が大きい場合はベルト規格に準じる
◆1PLYベルト
・ベルトタイプ:≪色調:白≫ F-2EXWT05、FNB-2E、FAB-3EIWH H15
≪色調:緑≫ XVT-952、H-4EMDT
・ベルト幅:10〜600mm(600mm以上の場合は要相談)
・最小プーリ径:25mm
- ご相談内容・課題
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装置メーカー様からのご相談。
構造が複雑な包装機械があり、ユーザーではベルト交換が難しい。今までは、交換用ベルトの依頼があった際には、装置メーカーの技術担当者が都度ユーザーまで出向いて交換対応をしていた。
出張対応は時間も費用も掛かるため、装置メーカーとユーザー双方に負担が掛かっている状態となっていることから、将来的にはユーザーでもベルト交換が可能になるように改善したい、とのこと。
- ご提案内容
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この装置のベルトは当社がエンドレス品(輪状に溶着加工した状態のもの)納品していたため、当社で取り扱いのある樹脂レーシング『メカファースト』をご紹介しました。
「メカファースト」はハバジット社の樹脂レーシング加工であり、ベルト端部に樹脂製フックがファスナー状となったパーツを取り付ける加工です。装置にベルトをセットした後、ベルト端部を樹脂製のフックとピンにより接合します。ベルトを取り外す際には、ピンを抜くだけで接合を解くことができますので、簡単に作業を行うことができます。
金属製フックを使用するSUSレーシング(クリッパーレーシング)の場合は、フック取り付けの構造や金属部品が直接搬送物に触れてしまう為、搬送物や装置にも傷がついてしまうリスクがありますが、メカファーストは樹脂製なのでその心配がないということで、この装置の標準ベルトとしてご採用となりました。
取付交換時間をかなり短縮することが出来るとのことで、高評価をいただいています。
- その他
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金属レーシングと比較して、搬送物等に傷がついてしまうリスクが低い樹脂レーシングですが、それでも傷の心配がある拭えない場合には、ファスナー部ギリギリまで保護する「カバータイプ」や、ファスナー部をベルト基材で完全に覆う形となる「フルカバータイプ」の対応も可能です。
搬送物や使用環境によっても変わってきますので、搬送用ベルトで困り事がありましたら、是非お気軽にご相談ください。
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