事例紹介SOLUTION
プラスチック成形品のすべり止め貼り追加工
#射出成形部品 #貼加工 #切削加工 #グリップ向上 #搬送用ベルト利用 #食品衛生法適合 #小ロット改善
【樹脂成型加工部品の追加工】
●切削加工
●異材の接着や溶着
プラスチックパーツへのグリップ強化として接着を行う材料は、ゴムシートやスポンジ等のほか、搬送ベルトの材料をカットして使用する場合も少なくありません。
ベルト品種によっては食品衛生法に適合しているものや、グリップの強いものなど、様々な種類を選定いただけます。
- ご相談内容・課題
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装置メーカー様からのご相談。
搬送装置でワークを載せる部品に射出成形した樹脂製品を採用している。通常はその部品でも問題ないが、滑りやすいワークの搬送時に、グリップが足りずにワークが落ちてしまうことがあり、改造を検討している。
成形型を新たに作るとなると、莫大な費用が掛かってしまうため、対応が難しい。あまり費用を掛けないで改良する良い方法はないだろうか、とのこと。
- ご提案内容
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現行で使用されている射出成形品を確認したところ、背面に少し凹凸がある仕様でしたが、硬質プラスチック製でグリップ力は低い状態でした。
要望されている条件は次の通り。
・グリップ力が高いこと・食品衛生法に適合していること・費用が高すぎないこと・装置への取付形状が変更しないこと
現在使用されている射出成形部品の背面を削って平らにし、その上に傾斜搬送用に使用されている、グリップ力のあるパターン付のウレタンベルトを接着する方法をご提案しました。
もともと食品搬送に使われているベルト材料のため、食品衛生法に適合しているほか、色や模様(グリップの強弱)もいくつか選択することができ、入手性や加工性も安定しているとの評価をいただき、ご採用となりました。
- その他
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射出成型は、同じ形の製品を大量に安く作れるというメリットがありますが、少しだけ形が違うものが何パターンも存在する場合には、適用が難しくなります。
今回のケースは、装置に取り付けるネジを含んだインサート成形品でしたので、背面の凹凸を削る加工をして、用途に合わせた材料を貼りつけて、数種類のパターン付き部品を製作しました。
金型変更をするには難しい成型加工品において、追加工で対応できないか等のご相談がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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