工業用ゴム・プラスチック製品の専門商社|株式会社クレタス

事例紹介SOLUTION

背面パターン付きタイミングベルト製作
#追加工 #接着不要 #グリップ調整 #滑り性向上 #試作サンプル可能 



【パターン付きタイミングベルト】

タイミングベルトの背面は通常平滑ですが、
加熱して軟化させ、搬送ベルトの加工で使用するパターン型を押し当てることで、
全面に模様をつけることができました。

ご相談内容・課題
食品工場様からのご相談。
タイミングベルトの背面のすべりをよくするため、パターン(模様)付きにしたいが、食品に直接触れる場所のため、パターン付きの布状の物を接着する等の対応はできない。
何か良い案はないか、とのこと。
ご提案内容
搬送用タイミングベルトは熱可塑性ポリウレタン製のため、加熱すると軟らかくなって形を変えることができ、冷えるとその形状を保持する性質があります。

今回の提案は、タイミングベルトの平らな背面に熱を加えて、搬送ベルトの加工で使用するパターン付きの『型』を押し当てることで、パターンを写し取る加工であることをご案内。

サンプルを確認いただいたところ、ほぼイメージされている通りの仕上りとの評価をいただき、ご採用となりました。
その他
今回はパターン付きの搬送ベルトを加工するときに用いる型を利用しました。
パターンにはいくつかの種類がありますが、ポリウレタン製タイミングベルトの背面には、それほど厚みが無いので深い模様を付けるのは難しくなっています。

その他、背面にグリップを付けたい場合にはパターン付きのゴムシートを接着したり、滑り性を持たせるためにジャージ布付きのスポンジを接着する加工にも対応可能です。

ご要望に応じて、サンプル品の提供やご提案をしていますので、タイミングベルトの背面加工でお悩みの場合は、是非お気軽にご相談ください。