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事例紹介SOLUTION

幅継ぎタイミングベルト製作
#幅広ベルト #バキューム用 #短納期対応 #搬送用タイミングベルト #幅広溶着加工

【搬送用タイミングベルトの幅継ぎ】

搬送用タイミングベルトの規格幅は最大で150mmですが、隣り合わせて溶着することによって幅の広いベルトを作ることができます。

下写真のように、溶着部分は光を反射してテカリが見えるほかは、段差もなく平滑で、繋いであるとは分かりにくい状態です。




ご相談内容・課題
装置メーカー様よりのご相談。

製品の位置決めベルトで200mm幅の幅広タイミングベルトを採用しているが、通常納期が1ヶ月以上かかるため、装置全体の納期に影響が出ている。
ユーザーの短納期に応えることが出来ずに困っており、良い方法があれば教えてほしい、とのこと。

なお、このベルトは穴をあけて内側から吸引し、搬送物を固定するベルトとのことです。
ご提案内容
100mm幅のポリウレタン製タイミングベルトを2枚溶着して幅継ぎすることをご提案。
幅継ぎののち、穴加工することも可能です。

これまで1ヶ月以上かかっていたベルトの納期が穴加工も含めて2週間程度に縮まるということで採用となりました。


上に製品を置いて運ぶだけのケースでは、単に2本のタイミングベルトを並べて使う場合もありますが、今回は内側から吸引する(バキューム搬送)必要があったため、ベルトの中心に隙間ができるのはNGでしたので、幅継ぎ加工をご提案いたしました。

規格品の幅広タイミングベルトよりも細い規格ベルトを幅継ぎする方が、芯線の数が多くなりますので、伸びに強くなるというメリットもあります。

その他
【比較(ハバジット製品の場合)】

・ハバシンクタイミングベルト(一般品)
  最大幅:150mm
  芯線:スチール・アラミド
  在庫状況:T5、T10、XL、L、Hなど多くの型式で在庫あり
  


・幅広タイミングベルト  
  最大幅:600mm 
  芯線:アラミドのみ
  規格歯タイプ:T10のみ
  在庫状況:基本受注生産



ハバシンクタイミングベルトを幅継ぎして、600mmまで加工した実績があります。
穴あけ以外にも、桟の溶着や歯研磨など、付帯加工のご相談も承っております。