事例紹介SOLUTION
野菜の内部温度の変化を計測する『温度センサーケース』の製作
#ダミージャガイモ #プラスチックケース #切削加工 #火の通りを確認 #温度計内蔵 #リアルタイム測定
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【温度センサーケースの製作 】
お客様のご希望に合わせたサイズ、材質で切削加工致します。
支給品のセンサーをすっぽり覆うサイズに隙間を空けた形状のケースを製作しました。
材質:耐熱樹脂(PTFE)
サイズ:ジャガイモ大
- ご相談内容・課題
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惣菜工場様からのご相談。
丸のままのジャガイモを蒸す工程で、温度や時間の最適化に取り組んでいる。芯まできちんと熱が入っているかどうか、センサーを使用して計測したいので、ジャガイモと一緒に蒸し釜に入れ、リアルタイムで温度変化がみられるように、同じくらいのサイズでセンサーホルダーを作って欲しい、とのこと。
- ご提案内容
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既に相談いただいた段階でジャガイモ大のケースを作り、温度センサーをその中にすっぽりと入れるという構想がお客様側にあったので、計画はスムーズに進みました。
【希望条件】・耐熱温度が高い・食品衛生法適合・入手性・加工性が良い
これらのことから、材料はフッ素樹脂PTFEを選定しました。
外して洗浄ができるように2つのパーツを内側でネジ留めし、表側は卵のように凸凹のない形状として、大きさの狙いを付けて試作品を製作し、実機で加熱テストを実施することに。1号機は大きすぎて、実際のジャガイモよりも熱が伝わりにくいことがわかり、2号機は少し小さめに修正して製作。その結果、想定通りに温度計測が出来ることが分かったため、ご採用となりました。
- その他
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現場改善には、まず現状把握が重要になります。
今回の事例は、これまでは蒸しあがった後に、切ったり穴をあけて温度計を入れてみないと分からなかった野菜の内部温度を、樹脂ホルダーで温度センサーを覆って野菜の内部を疑似的に再現し、リアルタイムで温度計測しよう、というお客様のチャレンジからスタートしたものです。
正解となる樹脂ホルダーのサイズが分からない中、ひとまず作ってみて上手くいかない部分を修正して再度作り込むという方法で、お客様が求めている製品にたどり着くことが出来たと思います。
オリジナルの樹脂加工品を用いたチャレンジを検討されている場合には、構想段階からご相談をお受けして状況に沿って様々なご提案をしていきますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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