工業用ゴム・プラスチック製品の専門商社|株式会社クレタス

事例紹介SOLUTION

軟質塩ビディップコーティング
#グリップ付与 #意匠性向上 #カラーバリエーション #色による識別

【軟質塩ビ ディップ加工】

金属部品の全体、または一部を液状塩ビ塗料に浸してから引き上げることで、部品の表面に塩ビの薄膜を形成する加工です。
通常グレードのほか難燃グレード(UL規格)もあり、必要に応じて選択いただけます。

また、発色が良く意匠性が良いのも特長です。
グリップのためでなく、色分け目的で加工する場合もあります。

良い点
* 発色が良い 意匠性◎
* カラーバリエーション豊富
* 難燃グレードの材料も選べる
* ゴムコーティングに比べて安価

注意点
* ゴム・ウレタンライニングと比べてはがれやすい
* 被膜の厚みは指定できない
* 塗料が垂れてとがった部分ができる

ご相談内容・課題
装置メーカー様からのご相談

樹脂部品を採用している部品で、操作性が悪く、価格も高いので改善を検討している。
操作性を上げるために金属性に変更したいが、一部グリップ性が必要なため、そこだけゴムコーティングできないかとのこと。

ご提案内容
お客様から金属部品のサンプルをお借りし、複数パターンで提案

1. ゴムスプレー
2. ゴム塗料(ディップ)
3. ウレタンシート接着
4. 軟質塩ビディップ加工

1.2 は仕上がりは良いが、材料費がかかるため高額になりNG。
3 は複雑な形の両面に付ける場合、見た目がきれいにできない。
4 は安価で綺麗に出来そう。また、UL規格(難燃グレード)の材料も選べる。

上記のことから、4 で試作をしたところ、高評価をいただきました。
また、ディップ後の部品をほかの金属部品に組み付けて納品することが可能とご案内したところ、ユニットでご注文いただけることになりました。

初めにご依頼いただいてから複数の機種で採用され、色違いでもご依頼いただけるようになりました。

その他
ディップ加工のロットは10~20個程度の少量から可能です。
また、試作は有償になります。
ご希望がありましたらお見積りしますので、お問い合わせフォームからお申込みください。