工業用ゴム・プラスチック製品の専門商社|株式会社クレタス

事例紹介SOLUTION

プロファイル溶着加工の工夫
#溶着 溶着跡 #ベルト桟加工 #コンベヤベルト桟 #コンベヤベルト溶着 #ワークの傷を防いで歩留まり改善 #不良の発生を防ぐベルト加工 #コンベヤベルトプロフィル段差なし #コンベヤベルト食品の傷を防ぐ 

【プロファイル加工】

搬送タイミングベルトの表面には、搬送物の位置決めや荷こぼれ防止の目的で、プロファイルと呼ばれる突起物を取り付けて使用することがあります。プロファイルの主な取付方法は溶着加工になりますが、溶着加工時にプロファイルの形状によってはベルトに微細な段差が出来てしまう場合があります。今回は加工方法を工夫して段差を改善した事例を紹介します。

ご相談内容・課題
製菓工場のチョコレートがコーティングされた棒菓子の搬送用タイミングベルト。
搬送用タイミングベルトの表面にプロファイル(横桟)を溶着加工して、プロファイル同士の間に棒菓子を乗せて搬送します。
本形状のプロファイル溶着加工では、通常はベルト表面に微細な段差が出来てしまうため、段差に棒菓子が接触すると棒菓子のチョコレートが剝がれたり傷をつける恐れがありました。


●改善前

ご提案内容
溶着加工時に使用する治具の形状変更を行い、ベルト表面に段差が出来やすい位置をずらすことで、溶着跡の段差が極めて少ないベルトの仕上がりとなりました。棒菓子が接触する箇所に段差が無くなることで、チョコレートのコーティング剥がれと傷防止の対策となりました。


●改善後


その他
当社は搬送タイミングベルトの溶着加工のノウハウを蓄積しており、加工内容について微細な調整を行い課題に対応することが可能です。コンベヤベルトやタイミングベルトの加工において課題がございましたら、是非ご相談ください。

なお、本事例は2023年の事例です。
食品衛生法により食品が直接載るコンベヤベルト材料については、
2025年6月1日以降「ポジティブリスト(PL)」適合であることを求められるようになりました。
本事例のコンベヤベルトは現在ポジティブリストに適合していませんので、今後ご検討の際は「ポジティブリスト(PL)」適合品を提案致します。