工業用ゴム・プラスチック製品の専門商社|株式会社クレタス

事例紹介SOLUTION

搬送物の位置ズレ防止の工夫
#スリップ #グリップ向上  #搬送タイミングベルト  #試作  #サンプル

タイミングベルトへの貼り加工
搬送用タイミングベルトの表面にスポンジやウレタン・ゴムを接着(溶着)することにより、グリップ力やクッション性など機能性を付与することが出来ます。
今回は、その技術を応用して課題解決した事例を紹介します。

ご相談内容・課題
機械装置メーカー様からのご相談。
オイル飛散環境でコンベヤを使用。
タイミングベルトを2本掛けにして搬送物を運んでいる。
搬送物が金属の為、オイルでスリップして上手く搬送出来ない。
スリップが発生する度に、作業者が搬送物の位置を修正しており余計な工数がかかっており困っている。
何か良い対策はないか?
ご提案内容
タイミングベルトの背面にグリップ力のあるウレタンシートを貼る方法をご提案。
搬送物がスリップしないか検証。
オイルの影響を受け、ウレタンシートのグリップ力が発揮出来ていないことがわかりました。
ウレタンシートに縦溝のパターン加工を施し、オイルが溝に逃げるように工夫しました。
結果、グリップ力を維持することが出来、正常に搬送することが出来ました。
スリップしなくなり、作業者が搬送物の位置を修正する手間も減らすことが出来た為、お客様からも高評価頂きました。

縦溝のパターン加工とは?
当社独自加工によりウレタンシートに縦溝のパターンを成形し、ウレタンのグリップ力を向上させる技法です。
搬送物の形状に合わせて、横溝やV字型の形状にもパターン成形が可能です。

その他
当社では、搬送ベルト・タイミングベルトへの加工を得意としております。
今回のご相談も、これまでの加工実績を応用して提案させて頂きました。
ベルトでお困りでしたら是非お気軽にお問い合わせ下さい。
開発の為の試作製作などもしております。


また、下記ページでも搬送タイミングベルトのご紹介をしています。