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事例紹介SOLUTION

【センター駆動コンベヤ改造】横桟付ベルト+溝付プーリ交換+主張しすぎないカラーマーキング

【センター駆動コンベヤ改造事例】


センター駆動コンベヤでは、駆動プーリの前後にあるテークアッププーリ(テンションプーリ)がベルト表側を通るため、基本的にベルト表面には桟(プロファイル)等の取り付けは出来ないことになっています。
これは、表面に取付けた『桟』がテークアッププーリに干渉してしまうためです。

今回、丸紐(丸ベルト)を立てて溶着するピンタイプ桟の取付けを行う構想となり、テークアッププーリとの干渉を回避するために、専用の溝付プーリを製作・交換することで、センター駆動コンベヤでも桟付きのベルトをスムーズに回せるようにしました。

また、全体的にベルトは白い色に統一したい、なるべく目立たない色のマーキングをしたいというご希望に応えるため、暗白色ベルト用のシートを使用することで、純白色のベルトに薄いグレーのマーキングとなる仕上りを実現しました。


【対応可能なマーキング色調】
黒 / 赤 / 青 / 緑 / 白(明白色・暗白色)



ご相談内容・課題
医薬品メーカー様よりご相談。

錠剤タブレットの画像検査テスト用装置が必要になったが、テスト用で使用期間も短いため、今あるコンベヤを工夫して何とか使いたい。

量産ラインで使用している装置になるべく近い見た目になるよう、ベルトは全体的に白いカラーを希望。

ワークを手作業で並べる予定のため、狙った場所に置けるように横桟を付けたいが、コンベヤがセンター駆動のため、表面に桟を付けるとテークアッププーリに引っ掛かってしまう。
何とか乗り上げて回ったとしても、ワークが軽くて動きやすいので、大きな振動の発生はワークの位置ズレ原因にもなってしまうので避けたい。

何かいい方法はないだろうか、とのこと。


ご提案内容
初回案として、横桟を低めに設定し、ベルトの左右に同じ高さの縦桟(表面に取付けるガイド)を取り付けることで、常にテークアッププーリに乗り上げっている状態を作り出し、大きな振動が発生するのを回避する仕様をご提案。
加工品カットサンプルを作製し、実際に現物を確認していただきました。

サンプルで確認いただいた結果、ワークが反っている状態になっているため、ワークの高さに合わせて横桟の高さをもっと高くしたいとのご要望をいただきましたが、横桟に合わせて縦桟を高くすると屈曲性がかなり悪くなってしまうことがわかり、縦桟を使用した構想は残念ながら断念することになりました。


次策として、テークアッププーリに溝を入れ、桟が干渉することが無い仕様に変更する構想をご提案。
この装置はテスト用として短い期間の使用に限定されることから、社内加工で対応できる樹脂でテークアッププーリを製作して換装する内容としました。

また、ベルトの縦桟が必要ない仕様になることから、ワークを手で置く際の目安がなくなってしまうとの懸念が生じたため、代替として2列のライン状マーキングを加工する仕様に変更を行いました。

写真と現物サンプルで検討いただき、横桟はピンタイプ、マーキングのカラーは薄いグレーの仕様でご採用となりました。


その他
今回のお客様は、普段の業務でコンベヤのベルト交換等は行わない部門のご担当だったこともあり、コンベヤ装置を一式送っていただき、一連の作業を全て当社で対応して、現場で直ぐに使用できる状態で納品としました。

【対応した作業】
・プーリを外して採寸、作図
・溝付きプーリ製作
・桟付きベルト製作
・製作したプーリとベルトをコンベヤに取り付け
・取り付け後の動作確認・調整作業

遠方のお客様でしたので、直接お会いして細かい打合せを行うことが難しい状況においても、当社の営業・ベルト製造部門・設計技術部門のそれぞれの担当者がアイデアを持ち寄ることで、お客様のご要望に沿ったカスタマイズを実現することが出来ました。

はっきりと完成形のイメージが定まっていない場合でも、当社で対応可能なアイデアで複数のご提案をいたしますので、是非お気軽にご相談下さい。