事例紹介SOLUTION
スライサー用凸凹ウレタン付き押さえベルト
#荷こぼれ防止 #グリップ #耳シール #スライサー #上下挟み込み #野菜
両面ウレタンカバー付きのベルトの表面に、10mmピッチの歯形ウレタン桟を溶着加工。
グリップ力が向上し、凸凹した製品を、上からしっかり押さえこんでの搬送が可能となりました。
また、ベルトの持ちを良くするため、ベルト端部の耳シール加工も行なっています。
- ご相談内容・課題
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食品機械メーカー様からのご相談。
大きめの野菜をカットするスライサー装置で、搬送物が崩れたり転がったりしないように上からしっかり押さえる機能を持ったベルトをつけたい。また、ベルトに野菜カスの付着や水の浸透が出来るだけ無いようにしたい、とのこと。
- ご提案内容
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初めに、総ウレタン製(心体の帆布無し)のベルトタイプをご紹介するも、コンベヤのプーリー径と適合できず断念。次に、下記の内容で再度ご提案。
1)搬送物をしっかり押さえて搬送能力を確保したい
搬送面に10mmピッチでウレタン歯形の桟を溶着し、高さのある凹凸で『すべり止め』とする加工をご提案。(T10形の歯付加工)
桟の素材もベルト表面と同様、食品衛生法(厚生省告示370号)に適合していること、樹脂同士の溶着加工となることから、剥がれは起きにくい仕上りになることをご案内。
2)野菜カスの付着や水の浸透を極力防止したい両面ウレタンカバーベルトで野菜カスが付着し難い状況とするため、バンドー化学製サンラインベルト「SL-F1611」を選定し、更に心体帆布への水浸透を防ぐため、耳シール加工の実施をご提案
耳シール加工はベルト端部の劣化を低減させ、ベルトの持ちが良くなる効果もあることをご案内。
ウレタン歯形桟の溶着サンプルと、耳シール加工のサンプルを製作し、仕上り状況を実際に確認いただいてご採用となった。
- その他
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搬送物が動かないように固定しながら運ぶのに、上下から挟み込んで搬送することがあります。
上から押さえるベルト(『押さえベルト』などと呼ばれる)には、今回ご紹介したウレタン歯形状の他に、シリコーンスポンジやゴムスポンジの接着や、ウレタンシートで作った中空のクッション桟(オーム桟)など、搬送物に応じてさまざまなパターンで提案可能です。
押さえベルトをつけたいが、どのような仕様にすればいいのかわからない…現在使用中の押さえベルトではしっかり押さえられていないときがある…
上記のような困りごとをお持ちの場合には、ぜひお気軽にご相談ください。
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