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事例紹介
ゴム加工,表面処理

【YMコーティング】
＃ゴム　#グリップ低減　#コーティング　#ふっ素樹脂

【YM コーティング】

ゴム素材のみ

〇　弾性がありしなやか

△　グリップがある

×　べたつくグリップが強すぎる

ゴムフッ素樹脂膜【YMコーティング】

〇　弾性がありしなやか

〇　べたつかない

〇　低摩擦

〇　表面の耐薬品性向上

〇　離型性向上

ゴム素材によって適応されるタイプが複数あります。

＜種類＞

・YM-5C　：天然ゴム・CR・EPT　

・YM-5KC　：シリコンゴム・フッ素ゴム

・YM-S　　：シリコンゴム・フッ素ゴム(食品衛生法適合）

・YM-3C　：ウレタンゴム

・YM-D　　：USシリコン・フッ素ゴム(耐熱約200度・耐薬品性）

ご相談内容・課題: 装置メーカー様からのご相談

包装フィルムに熱をかけてシールする工程で、シール受けのゴムパーツに、溶けたフィルムカスがくっついてしまい、不良が出ることがある。

また、シール受けのゴムパーツは熱による劣化が早く交換頻度が高いので、もう少し長持ちするものに変更したい。

何か良いものがあったら紹介してほしい、とのこと。

ご提案内容: ゴムの表面にフッ素樹脂を主原料とした膜を形成し、ゴムのしなやかな弾性はそのままに、粘着性質の改善と低摩擦性の向上をかなえる加工『YMコーティング』をご提案。

今回は特に熱による劣化の対策もしたいというご希望でしたので、耐熱性と耐薬品性に優れたUSシリコンを基材とし、伸びるフッ素膜を形成するYM-Dタイプをご紹介しました。

YM-Dタイプの加工は基材と一緒にフッ素膜も伸びる特殊な加工で、連続使用温度は約200度です。

お客様にはサンプルでご確認いただいたあと、試作、実機テストを経て正式にご採用となりました。

交換頻度も減ったということで、リピートでご依頼いただいています。

その他: ゴムは弾性を持つ特徴から、様々な現場でパッキンとして利用されています。

ただ、汎用の材料では劣化が早く、交換頻度が高いというお悩みは多くの方がお持ちではないでしょうか？

今回紹介した事例では、耐熱性に優れたUSシリコンというゴム材料へのコーティングでしたが、YMコーティングはシリコンスポンジへの加工も可能です。

スポンジへ加工する場合は、気泡断面の出ていない皮膜面のみ加工可能となりますので、ご希望の場合はご相談ください。

弊社では他にも材料(素材)の選定や、コーティングのような複合加工についてもご相談をお受けしています。

ご使用されているゴム製品について、何かお悩みがある方は、是非お気軽にお問い合わせください。

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