事例紹介SOLUTION
ズレ止め付きウレタンシュート
#ウレタン溶着加工×接着加工 #バラ物搬送機 #飛び散り防止 #食品衛生法適合 #ウレタンシート #コンベヤシュート
【ウレタンシュート】
熱可塑性ポリウレタンは加熱によって融解し、溶け合って結合する性質から、『溶着』という加工が可能です。
同じ材料を繋ぎ合わせることから、段差なく輪状に加工することができます。
【厚みラインナップ】
・0.5mm
・1.0mm
・2.0mm
※色:オレンジ、乳白色 (他の色はお問い合わせください)
- ご相談内容・課題
-
食品工場様からのご相談。
コンベヤの下流で、バラ物の製品が飛び散らないようにするため、以前から食品衛生法適合のウレタン製シュートを使用している。金属の枠にバンドで留めているが、ウレタンはゴムよりも伸縮が少なく、硬くて張りもあるので、時々枠から外れて落ちてしまうことがあるので改善したい、とのこと。
- ご提案内容
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現場で確認したところ、バンドが緩んでしまっている等の異常が生じていなくても、製品が落ちてくる勢いが強いときにシュート自体がたわみ、金属枠とバンドに隙間が発生しまい、シュートが脱落してしまう状況が発生すると判明。
シュートが多少たわんでしまっても、バンドに引っ掛かるように、外側に同材質のウレタンコードを接着し、リング状のストッパーとする形状を提案。
試作としてご注文いただき、実機テストを行ったところ、、シュートが落ちてしまう事は無くなり、現場の作業改善につながったと高評価をいただきました。
- その他
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今回は普段、コンベヤベルトの蛇行防止のために使う台形のウレタンコード(通称:Vガイド)をリングの材料として使いました。ウレタンシートに帆布などの心体は入っていない材料の為、溶着加工では上手く形状を保つことが出来なかった為、接着加工で対応を行いました。
ウレタンシートとウレタンコードはどちらも食品衛生法に適合していますが、接着剤は適合していないので、接合部に食品が触れてしまうような用途の場合には注意が必要です。今回のケースは、ずり落ち防止リングがシュートの外側に着く仕様の為、製品と接することは無いとのことで、接着加工を選定することが出来ました。
コンベヤの下流で搬送物が飛び散らないようにするための『コンベヤシュート』や、上流で材料を一定量投入するために使う『ホッパー』についても、数多くの製作事例があります。それらの材料については、今回ご紹介したウレタンシートのほか、コンベヤベルト材料自体で製作する実績もあります。
材質の選定についてもご相談をお受けしていますので、お気軽にお問い合わせください。
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