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事例紹介SOLUTION

加速度センサー張力計 TENSION MASTER®
#テンションマスター #張力調整の精度向上 #適正張力 #振動計 #現場改善 #作業効率UP 

【加速度センサー張力計「TENSION MASTER®(テンションマスター)」】

ベルトの適正張力を測定できる加速度センサー式ベルト張力計です。

<特長>
振動をダイレクトに測定できるので、騒音ある環境下でも測定が可能です。
ベルトの寿命や効率が向上し、設備機械のエネルギーロスが低減するので環境・省エネにも貢献できます。
音波式では測定しにくい小さい振動や低周波の音となるレイアウトやベルト種類でも高精度で測定可能です。

計算機能ソフトは無料アプリをスマホにダウンロードして使用します。*お手持ちのスマホをご利用ください。
独自の補正式により、業界再考水準の測定精度を実現しました。

設備機械や構造物などの固有振動数(*)の測定器としても使用できます。
この測定器はバンドー化学の製品ですが、ベルトのメーカーは問いません。

*固有振動数:外部からの力ではなく、物体が自然に起こす振動


ご相談内容・課題
装置メーカー様からのご相談。

アタッチメント付きのタイミングベルトを採用している装置で、ベルトのエンドレス部が伸びてしまい乗り上げが発生したとのこと。
社内で確認したところ、取付時の張力調節がうまくいっていない可能性があると分かりました。

ご提案内容
<提案内容>
誰がベルトを取り付けても張力調節にバラつきが出ない方法としてテンションマスターをご紹介しました。
デモ機で使用方法を説明して実際に張力の調整をしたところ、ベルトの乗り上げが発生しなくなったことが確認できました。
また『振動数が〇〇Hzになるまで調整』という目標数値が明確になり、その後の作業効率が上がったそうです。
2台ご購入いただき、ベルトの組み込みの際にはこの測定器で調整して出荷するという運用ルールになりました。

<測定時の感想>
工場内の板金作業音にも左右されないため、測定作業に集中できます。
音波式やばね式だと測定値のバラつきが多く、何度もやり直しになりますがこの測定器なら大幅に時短可能です。
サイズがコンパクトで軽量なので、ポケットに入ります。


<テンションマスターを使った張力の調整方法>
1)スマートフォンに専用アプリをAppStoreやGoogle Playからダウンロード 
2)アプリにベルトの 単位重量(1mm幅×1mあたりの重さ)、スパン長さ、適正張力 を入力
3)アプリの計算機能で適正張力時の振動数(周波数 単位:Hz)を算出
4)テンションマスターの加速度センサーで、ベルトの振動数を測定
5)アプリで算出した適正振動数になるようにテンション(ベルトの張り具合)を調整

その他
【確認が必要なこと】
 * ベルトの単位重量 単位:g/mm/m
   幅1mm×長さ1M当たりの重量。アタッチメントが付く場合はその分も加算して算出
 * 適正張力 単位:N
   許容引張強度の0.05〜0.1%程度 






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