工業用ゴム・プラスチック製品の専門商社|株式会社クレタス

事例紹介SOLUTION

ゴム板の透かし彫り ウォータージェット加工
#金型不要 #ゴムシート #少量×多品種 #複雑な形状も可能 #WJ加工 #花のモチーフ 

【ゴムシートのウォータージェット加工】

ウォータージェット加工(WJ加工)は水流によって材料を切断する加工です。
薄手の材料でしたら、細かい透かし彫りのような加工も可能です。

複雑な模様のパッキンの場合、通常は金型(ビク型)を作って抜き加工で作ることが多いですが、金型は費用が掛かるため、ロットが多くなければとても割高になってしまいます。

ウォータージェットでは加工データをもとにロボットが水流を当ててカットしていきますので型が不要というメリットがあります。









ご相談内容・課題
服飾メーカー様よりご相談。

工業用のパッキンではなく、雑貨の飾りとしてゴムシートを使いたい。
非常に複雑な形状で、パターンがたくさんあるだけでなく、それぞれにサイズも複数ある。

数は、多いものは200枚を超えるが、少ないものでは10枚程度のものもある。
抜き型加工では非常にコストや納期がかかってしまう。
どうにかならないだろうか、とのこと。



ご提案内容
抜き型ではなく、ウォータージェットでの加工をご提案。
下記のような条件の場合、抜き型よりもウォータージェットが向いています。

✓ 薄手の材料
✓ 複雑な形状
✓ 種類が多いが枚数は少ない


初めに試作をして仕上がりを確認したところ、切断面が粗くギザギザしてしまいました。
現物をお客様に確認いただいたところ、もっと縁(切断部)が滑らかになるようにしたいというリクエストをいただきました。

材料の押さえ方とカットのスピードを修正しながら切断面がきれいに仕上がるように調整し、良品レベルで製作することに成功。
無事、採用いただくことができました。

今回は多数のパーツを時期をずらして製作したのですが、初めに納品したパーツに納品後にデザインが変更となり、作り直しが発生しました。
もし抜き型加工でしたら、型から作り直さなければならないところでしたが、ウォータージェットの場合はデータの修正のみで再加工することができました。
その他
ウォータージェットはデータを入力すると機械が動いて自動でカットする加工です。
セッティングに時間が必要ですが、スタートすれば加工は機械切削と比較してスピーディに進みます。

データ数が多い場合は調整が必要になりますので、クレタスまでご相談ください。




また、ウォータージェット加工についての詳しい解説は下記にも掲載しております。