
搬送タイミングベルトTIMING BELT
エンドレス加工
搬送ベルト(裏面が平滑な平ベルト)と同じく、ベルト端部を継ぎ合わせるように加工する技術をエンドレス加工と呼びます。
ここでは当社で加工している3タイプを紹介します。
ここでは当社で加工している3タイプを紹介します。
目次
◆標準エンドレス(フィンガージョイント)
ポリウレタン製搬送用タイミングベルトの標準のエンドレス様式はフィンガージョイントです。
専用金型を用いての加熱処理により、搬送面は平滑で、歯形状が乱れる心配もありません。
ベルト幅寸法にもよりますが、最短で周長900mmまでの加工が可能です。
幅と長さの兼ね合いにより、さらに短いサイズで可能な場合もあります。
加工の可否について確認のある方は問い合わせフォームよりご連絡ください。
◆特殊エンドレス【短周長用】
アラミド心線のT5タイプベルト限定、且つ幅寸法が50㎜までと大きな制約がありますが、最短で250㎜までのエンドレス加工が可能です。
加工の特性上、エンドレス部に熱収縮が顕著に発生してしまうため、数ミリ程度の幅痩せが生じます。
◆ピンジョイント【現場加工用】
平ベルトで言えば ”レーシング” に当たる加工で、装置にベルトを掛けてから現場で輪状に加工するためのジョイント方法です。
平ベルトと違い、歯がずれてしまうと上手く回らなくなるため、タイミングベルト専用のレーシング方法を開発しました。
ベルトタイプはT10 とAT10のみ、幅は15~30mmまで加工が可能です。
周長が長いベルトや複雑な装置に組み込むベルトの場合、装置のフレームやローラーをたくさん外さないと交換できないことがあります。
そんな時にピンジョイント方式のベルトがあれば、ダウンタイムを大幅に減らすことが可能になります。
ピンジョイント方式のベルトは、ジョイント部の歯に横穴が開いています。
現場では付属の専用ピンを挿入するだけでベルト端を繋ぐことが可能です。
工具もごく一般的なペンチとニッパーがあれば加工ができます。
当社のピンジョイント加工は、ベルトメーカーハバジット社の耐久テストにも合格しており、安心してお使いいただけます。
▼出荷時

▼ピン挿入後(裏面・ピンのはみ出しはカット済)

▼ジョイント後 (表面は少し凹凸が出ます)

ご不明な点がございましたら、下記までお問い合せ下さい。