ゴム加工RUBBER PROCESSING
切削加工
◆ゴムの切削加工とは
ゴム材料を刃物で削り、欲しい形状・寸法を作りだす加工法です。
基本的には各材料メーカーの規格品材料から削り出す作業になります。
成形加工などとは違い、型を起こす必要がないため、小ロットであれば短い製作期間で対応できますが、加工自体に時間がかかるため、量産性はあまりなく、1個1個加工を行う必要性があることから、大量生産には向いていません。
基本的には1個〜100個程度の小ロットや、試作品製作などの場合に適している加工方法です。
◆切削加工の種類
3次元の場合、X軸、Y軸、Z軸がの3軸制御しながら切削できるため、立体的な製作が可能です。
穴をあけたり、エンドミルなどの刃具で直線、曲線など自由な形状で削ることができます。
砥石やサイドカッターで、表面研磨や溝入れを行う場合に用いる加工です。
斜めにテーブルをセットすることで、テーパー加工にも対応することができます。
複雑な形状の場合にはマシニングセンタを、比較的単純な切削形状の場合にはフライス加工を選択するなど、それぞれに適した加工方法の使い分けが重要になります。
丸棒やパイプ等の素材を回転させて、外径や内径を刃物で削る加工方法です。
ゴム加工で用いる場合には、小型の木工旋盤を使用する場合も多く、この場合は『ろくろ加工』と呼ばれることもあります。