
ゴム加工RUBBER PROCESSING
焼付け(ライニング)
◆焼付け(ライニング)加工について
金属板や丸棒などの母材表面を、ゴムや樹脂のシートで被覆することをライニング加工と呼びます。
                                    液状の材料を塗布するコーティング加工と比べ、厚みを持たせることができるので、ゴムの場合は主に絶縁性の付与や防錆のほか、グリップ力を持たせるなどの目的でも施工することがあります。
加硫前のゴム材料(ゴムコンパウンド)をシート状にして、表面を荒らした金属板や丸棒などの母材に貼付けた状態で加熱・加圧して加硫します。
                                    ゴムライニングと呼ばれることが多くなりましたが、ゴム焼付けや加硫接着と呼ばれることもあります。
                                    母材に取付けた状態で加硫を行うことで、母材とゴムの間の結合は非常に強固になります。
摩擦応力のかかるゴムローラーや、チャックのすべり止めなどの場合でも、ゴムが母材から剥がれてしまう現象が生じる前に、ゴムが摩耗してしまう方が早い場合がほとんどです。
                                    ゴムが摩耗して使用に支障が出てしまう場合には、古いゴムを剥がして新しいゴムを焼付けし直す(再ライニング)ことも可能です。
◆加工事例
▼ウレタンライニング ローラー
                                着色可能(黒、白、青、赤、黄など)
                                芯金から製作可能
                                製作可能硬度 JIS:A30°~98°
                                

特殊形状やベアリングへのライニングも可能です。
                                その他、ご要望がありましたら別途ご相談ください。
                                ▼ウレタンライニング ベアリング 
                                
▼ウレタンライニング 爪
                                
▼ウレタンライニング 鉄板
                                



